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zoom RSS 自然をつくるのか、壊すのか

<<   作成日時 : 2005/03/22 21:10   >>

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午後から、滋賀県生物環境アドバイザーの会議に出席してきました。
県の各機関が行なっている事業に対して、生物の視点から影響ができるだけ軽減できるように助言をするという人たちの集まりです。

その中で、住民がホタルのすむ川を目指して、ホタルを放流するという事業があって、少し議論になりました。その担当のアドバイザーをされていた方から色々と事情は聞いていたのですが、どうやら行政の判断としては最終的にホタルを放流することになったみたいです。

個人的には、近くにホタルが多く生息している場所があるので、ホタルの生息できる環境を徐々に作っていけば勝手にホタルから来てくれるんじゃないかなと思っているのですが、やはり眼にみえる結果を早く出したいのかな、と少し残念に思いました。中には賛成派もいましたが、やはり僕としては現状として放流には反対です。ある意味、ホタルのために、他の自然が壊れるのではないかという危惧感さえ抱きました。

せめて放流するなら、その前に何が悪かったからその川からホタルが消えたのかも考えた上でやって欲しいと思っています。行政がそこまでするとは考えにくいですが、放流したいという住民にも言っただけの責任はあるのではないでしょうか。見た目に綺麗だからとか、水辺のシンボルだからというだけでの放流であれば、それこそ地域住民にももう一度啓蒙する必要があると思います。

結構ホタルは5月から6月にかけての風物詩なので、色々な場所で取り組みが行なわれています。当然、僕もこの時期ホタルを見るのは大好きですし、心を和ませてくれる昆虫だと思っています。ただ、私達の足元にはもっと色んな生き物がいるし、ホタル以上の価値をもった生物だっていると思います。そのあたりを私達研究者はもっと地域へ出かけて呼びかけていく必要もあるのかな、と感じました。

学芸員まで、あと10日。

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