学芸員のひよこ

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zoom RSS 休日なので。

<<   作成日時 : 2005/04/11 08:34   >>

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土曜日から大学研究室のネットが繋がらなかったので、更新が遅れてしまいました。
で、これは日曜日の話。

勤務ローテーションの関係上、日曜日に休みがまわってきたので、
休館日も含めて3連休になっちゃいました。
というわけで、今日は今年自分がやってみたい調査の下見に行きました。
修論で扱った内容を少し広く浅く突っ込んで、メソスケールで魚と水田・排水路の関係を
水域の安定さから探ろうというものです。

だいたいやってみたら、一つの水路での調査時間はだいたい10〜15分。
これを1河川流域なら20水路ですむが、土地改良区全域なら約150水路。
はて、どちらを選択するべきか。田植えまであと少しだけですが、時間があるので、
研究の展望、調査方法ともあわせて、色々な人から意見を聞いて考えてみたいと思います。

さて、意外に早く調査が終わったので、某町のハリヨ生息地の状況を見に行ってきました。
ついでに、そこの博物館の人から展示で見せたいので、少しとってきて欲しいとのこと。
この生息地は、河川改修をした際に、若干のワンド部分を作って、そこが主とした生息場所と
なっているようです。
で、生息地に行くと、雰囲気が変わってました。土手はマサ土で舗装され、周りの草もすべて
刈られていました。昨年冬に来たときにはまだ何もしていなかったので、年度末にかけて
行なわれたのでしょう。
結構派手にやったなぁ、と思いながらそのワンド部分を除くと約30個体ほどのハリヨがいました。

その後、本流に入ったのですが、ほとんど魚がとれません。そんなこんなで、本流で魚を探して
たら、その近くに住んでいる(であろう)中年の男性と女性がやってきました。
こっちの車を見るなり、少し怒った口調で、「何しとるんや!!ここには、わしらが大事にしとる魚
がおるんや!!」と話しかけてきました。
どうやら、僕の車が他府県ナンバーだし、いきなり胴長とタモ網を入っていったのを女性の方が
みて、心配になって見に来てくださったようです。何でも役場に通報もしたとのことだったので、
こちらも急いで、その地域の博物館との関わりと、その経緯についても説明しました。
女性の方はすぐに理解してくださり、その後ここのハリヨの話や川の話など色々話をしました。

ただ、気になったのは、男性の方で、怒るだけ怒って、実は大事にしている魚がいるんや、とだけ
言いながら、「その魚の名前知ってますか」と聞くと、「知らんが、とにかく大事な魚や」としか
言いません。多分、ハリヨの名前知らないまま大事な魚のイメージだけ先行しちゃってます。
興味を持ってくださるし、その魚を見守っていこうと、目を凝らしてくださるのはとても良い事です。
ただ、その魚の名前すら知らないという状態があるのは、その地域の行政や博物館、研究者
にも、普及・教育の面で問題があるのではないかと思います。
その川は、はっきり言ってワンド以外、魚すら生息していない河川ですし、ハード面にも問題が
あります。そのあたりをきちんと整理できる地域のキーパーソンはいるのですが、その人たちに
行政も博物館も頼りすぎていて、まかせっきりになっているのではないでしょうか。
せっかく、地域で動いてくださる人がいるのですから、もっとそういう人をサポートできるように、
色々と戦略を練って欲しいと思います。

僕も、研究者のたまごとして、学芸員のたまごとして、この地域にはこれからも協力していこうと
思います。
















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