学芸員のひよこ

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zoom RSS いざ出陣。

<<   作成日時 : 2005/11/18 23:39   >>

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本日は、岐阜で行なわれた淡水魚の保全に関するシンポジウムに参加してきました。
今週から来週にかけて待っている遠征の第1弾です。
せめて遠征がはじまる前までに色々と仕事をすませねば・・・と思いながら、えっちらおっちらと溜まっていた原稿とかを仕上げてたら朝になり、結局仕事は全部が中途半端で終わりました。しかも朝7時現在、ポスターセッションのポスター、未だ白紙。ダメ院生、ダメ学芸員の実力発揮です。_| ̄|○
さすがにやべぇと思い、なんとか、そこから1時間で180cm×90cmのポスターを完成させました。いっつもこうなんだよなぁ・・・。

とりあえず、8時にはだいたいの目処がついて、いったん帰宅。
帰宅時には、出勤してくるほかのスタッフに色々と目撃されていたみたいです。家に帰って、着替えてシャワー浴びて、珍しく時間に余裕をもって出発しよう、と思ったら博物館で今日中に出しておくべき郵便物があったのを思い出しました。という訳で急遽博物館へUターン。いそいで郵便物やメールを出して、ついでに宣伝のために博物館のチラシを持って会場となる岐阜県O市へ向かいました。もう普通に行ってたんじゃ間に合わなかったのでまた、高速を使ってしまいました。ああ、財布の中身が・・・。

さて、なんとかギリギリに会場へ到着。
発表の資料とかを持って中に入ります。ポスター会場へ行ってポスターを張ってると、今回の企画者の一人でもあるM先生と御対面。久しぶりにお会いしたので、挨拶がてらお話をしてました。さてさて、そんなことをしていたら、シンポジウムが始まっています。

まずは来賓の挨拶、そして日本が誇る魚類研究者達の発表が続きます。まずは、C研究所のK氏の基調講演。先ほどお会いしたM氏と共に淡水魚の保全に関する話をされました。多くの研究者達が集まって執筆された淡水魚保全の本の内容を簡単にレビューしていただき、日本の淡水魚の現状、そしてそれらの積極的な保全策について詳しく解説をされ、大変参考になりました。
次は、京都大学のW先生、「なぜ、他の地域に淡水魚を移植してはいけないのですか?」等、身近な淡水魚を保全して行くときに起こるであろう7つの疑問に対し、具体的でかつ科学的な事例をあげて、その回答と理論を説明されました。正直、いまさら他の人に聞けないような理論とか言葉の解説や実際に僕も質問されそうな内容に対するヒントも含まれていたので、僕自身もだいぶ参考になりました。いくらかの内容はまた引用させていただきたいと思います<W先生。
次はD研究所のK氏。過去から現在に至るまでの河川行政の流れをレビューしていただいた感じで、これからの土木行政のあり方について、色々な方針と現在行なっている取り組みについてお話されました。実際に僕も土木行政の考え方の歴史についてはあまり知らなかったので、だいぶ参考になりました。
続いて、S研究所のA先生。人と生き物との関わりという視点から、なぜ「ただの魚」が重要なのかを講演され、魚類学者とは違った切り口でただの魚に「価値観」というものをつけるためにはどうすればよいのかをお話されました。そう、やっぱり保全のためには、こういうただの魚を価値付ける哲学のようなものも必要なんですよね。
そして、次のセッションに入って我が師匠、B博物館のM氏の発表。今回は自身の研究の話というより、動物園や水族館で行なっている希少淡水魚の保存の話をされました。これにも様々な問題等が起こっているという現状を知ると共に、同じ博物館として何かできることはないのかと考えさせられる内容でした。
次は、S研究会のK氏。もと環境に関わる行政に関わっていた立場から、現在の行政の中で、どのように淡水魚保全をしていくのか、そして、何が問題なのかを自身の経験に基づいてお話されました。行政の中からこのような自身の問題提議をしていただける方がいるということは非常に心強いことです。
さて、ここからは地域の話題。F県のSさんのお話では、地域の文化財としてのイトヨをどう保護して、どうやってその価値を伝えていくかをお話されました。
また、Y県に住むSさんの講演はその地域の魚とその価値をどうやって子供達に伝えるかという話題でした。どちらの方も先ほどのA先生の中に出てきた課題をうまく具現化して、子供達に伝えているというのが感じ取れました。僕が行なっている地域の水辺での環境教育にも生かしたいなーと思っているのですが、僕達の方はまだまだ地域のモチベーション自体をあげていかないとこういったことは難しいので、まずは実践できる土台作りをしていきたいと思います。

そんなこんなで、今日は長く、充実したシンポジウムの一日でした。
最初は淡水魚関係なので、今まで付き合いのあった他大学の友人とかがいっぱい来てるのかな、と思いましたが、意外に見慣れない顔が多かったです。そんな中でも、ウチの大学のK君(M2の方)とK君(4回生)や三重で色々な活動をされているKさんやH大のKさん、K大のKさん、現在岐阜の大学に通っているN君、京都で淡水魚保護を実践されておられるH氏等、久しぶりにお会いするメンバーもいて、色々と盛り上がりました。休憩中には愛知県の中学生K君の姿も。学校に勉強だといって特別に休みをもらいここへ来たといいます。なんて熱心な・・・。

さて、シンポジウム終了後には、発表者のみですが、懇親会がありました。結構高級そうな料理も出てきて、びっくりしたんですが色々とお話をしました。まあ、大半がM師匠から論文や一緒に活動しているNPOの仕事について僕の対応が遅いので、御灸をすえられていたような気もしますが・・・。そんな中、会場内をうろうろしていたら、M先生があの御方に僕を紹介してくださいました・・・。独特の雰囲気を持っておられる方ですが、お話をさせていただくととてもフランクな方で、私自身がやっている水田の研究についても、ご自身の研究と重ねあわせて、いろいろと面白いお話を聞かせていただきました。その後、一緒に行っていた後輩のA君もお話ししたみたいで二人で「すげぇよなぁ」「実家に電話しようかなぁ」と盛り上がってました。もう完全に田舎もんモードです。まあ、このような事は人生で一度あるかないかの経験だったので、よき思い出になりました。

その後は、知り合いの何人かで二次会。それぞれのやっている研究や活動の話に花が咲きました。今年度になってから、こういう学会や集まりに全然出る事ができなかったので、久しぶりにエネルギーをもらった気がします。この波にのって頑張ろう!!

今日はA君達と会場の近くにお泊り。明日は午前中からポスター発表です。

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