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<<   作成日時 : 2005/11/21 23:59   >>

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さて、遠征の第2弾。今日から博物館の休館日を利用して、22日から宮城県で行なわれる水田魚道の研究会に参加すべく、東北へ向かいました。今日はこの研究会の前に、農村環境整備センターが実施する研修会があり、そこでも水田魚道の視察や地域の環境教育の話があるので、まずはそっちに参加する事に。ついに生態学の分野を飛び出して、農業土木の分野にきてしまった。。。

で、いつもの通り研究会の発表資料が全然出来てなくて、朝ギリギリで、資料が完成。ホチキス止めは向こうでやることにして、PowerPointは新幹線で作る事にして、急いで家を出ました。時間的には間に合うだろうとタカをくくってたんですが、以外にも道が混むわ、切符頼んだら、めちゃくちゃ駅員の手際が悪いわで、予定していた新幹線が目の前で出発。無念・・・。時刻表を調べた結果、次の新幹線にのるのが最善策とわかったので、待合室で駅の待合室へ行きました。待合室には、いつもお世話になっているA土地改良区のMさんがいらっしゃり、しばらくお話。局長のNさんはやっぱりすげぇなあという話で盛り上がりました。

その後待ってた新幹線にのり、まずは東京へ。そして東京から東北新幹線にのって、古川へ。向こうでお昼をたべる余裕がなかったし、せっかくの新幹線なので、駅弁を買ってみました。秋味満載弁当。2種類のごはんと和風のおかずが入ってて、おいしかったです。さて、東北新幹線の中ではひたすら発表のPowerPoint作り。新しいレイアウトを考えたり、昔つかったスライドを持ってきたりと色々と駆使をして、ある程度の原型が完成しました。

東京をでて、約2時間ちょっと。古川について、ここから会場へ行きました。すでに人は満員状態で、空いた席に座るとなんと隣は岐阜県のNさん。あれっ?名簿にあったっけ?と思ったら、とある用事でここへ来てて、帰りにこの研修の事を知ったので、急遽参加をしたそうです。

研修では、まず宮城県で水田魚道を実践されているMさんの話。
自らの水田などを使って、自作の魚道を作り、魚にとっての水田魚道はどういうものなのかを実践されておられる方です。魚道の角度など計算されていろいろ実験されていますので、さすが農業技術屋さんだなぁと感じました。ここで、僕自身が疑問に抱いたのは、そのエリアの個体群のうち、どれだけが水田魚道の恩恵をうけているのか?という事です。まめに農業土木関連の水田魚道における文献を読んだりしてますが、いつも結果としては「遡上した」とかしか書いてない場合があります。実際の個体群が100個体だとしたら、100個体全部遡上しても、1個体遡上しても、実は「遡上した」と言えます。現存量がどのくらいなのかが把握されていないまま、魚道が先行してしまうとちょっと問題だなと思っていますので、このあたりは、生態学や魚類学の調査方法をもっと私達が導入すべきではないかと思っています。まあ、詳しい話しは明日の研究会で出てくるでしょう。

さて、その後は、伊豆沼周辺で、活動をされている小学校のA先生の話。先生ご自身が非常に生き生きとされて、子供達の力で、このすばらしい地元の自然を学んでもらおうと熱心に動いておられる成果の話を聞きました。ウチにも少数ばかりこのような熱心な先生がいらっしゃるのですが、ぜひ頑張ってこれからも続けていって欲しいと思っています。よく、小学校と地域の博物館などの「連携」という言葉がありますが、実際は博物館に丸投げだったりする場合もあるので、A先生がやっておられる場所では労力がどのくらいの割合なのかをその後の質疑応答で聞かせてもらいました。

最後は、農林水産省の方から農村事業の景観配慮に関する話題提供。はっきりいって、ここまで前の二人で、モチベーションが上がってきたのですが、内容も中身も前者二つとはまったく違うベクトルのもので、もはやこの研修の締めとしてはミスマッチだった、と思ったのは僕だけでしょうか。せめてこれなら国のお役人ではなく、地元宮城でこの関係の仕事をされている方に地元に即した景観配慮の話をしてもらったほうがよかったと思います。なんか哲学がはいったり、景観の心理学のようなものが入ってそれ景観配慮のための手引きとして出そうとしていますが、地域の固有性、多様性を生かすためにも、そのような手引きではなく、すこしでもそういう景観を地元の人が誇れるようなソフト面の整備を生かしてもらえればと思っています。

さて、これにて本日の研修は終了。びっくりしたのは、16:00すぎくらいでいきなり真っ暗になったことです。さすが東にくれば日が暮れるのも早いな。
この後は、参加者の懇親会。僕自身は本当に他分野からの飛び込みだったので、ほとんどが知らない人達ばかりだったのですが、色々と交流ができました。最初は講演をされたA先生などとお話。A先生は鳥屋さんでもあるので、色々とこちらのガンカモの状況についても教えてもらいました。また、U大学M先生の研究室の学生も数名参加していたので、その学生達とも研究の話を含めて色々とお話ができました。M研のヨン様と呼ばれているY君は、我が県が誇る写真家、Iさんのファンだとか。いやぁ、Iさんのすごさは全国的ですねぇ。ところで、M先生の研究室の今年の院生たちは、3人も県職ですか・・・。就職実績いいなぁ。

この後、講演したMさんやA先生たちと2軒ハシゴをして、ホテルに到着。運良くこのホテルはLANケーブルがあったので、メールチェックも役立ちました。
まだ明日のPowerPointができていないので、これから頑張るか・・・。何か笑いの種も考えなきゃ。

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