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zoom RSS 本日、貝の日。

<<   作成日時 : 2005/11/08 23:01   >>

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今日は休みだったので、ちょっと前からやってみたかった調査を実行。
町内を流れている河川の上流に湧き水がたくさんでてくる場所があるんですが、そこにも地下水棲の貝がいるんではないか・・・という疑問を抱き続けていたのでそこを調査することに。ただ、深いこともあって、なかなかアプローチができませんでした。そんなときに我が大学の研究室から一人の勇者が現れました。T君。いつも琵琶湖でダイビングしながら調査をしている彼がドライスーツを着て潜ってくれるというのです。さあ、これで準備は整いました。

で、その前に町内でも有名な大きな池が池干しをしているという話を同僚のAさんから聞いたので、午前中、僕はそちらを覗くことに。区長さんに了解をとって、池の周りをうろうろします。池といってもかなり規模が大きく、ちょっと中に入ると底ナシ沼状態。危険なので、あんまり深入りできませんでした。
最初は、まったくといっていいほど、生命感のなさそうな状態が続きます。が、しばらく歩いていると足元で、二枚貝を発見。

うおっ、マツカサガイじゃ!!しかもまだ生きてる!!

今までの経験上、マツカサガイがため池から出てくることは無かったのでビックリ。で、これが最初で最後の1個にならんといてくれよ〜、と思いながら歩いてると、この後1個の生貝と2個の死殻を発見することができました。もうこれで「ゴッドハンド」とは呼ばせない・・・。
しばらく歩くと、少し流れ込みになっているところでは、トウヨシノボリを発見。やっと魚を発見できました。この後、順調にタテボシガイやドブガイも発見され、いざ水の溜まっている樋のへ向かいました。よくみるとこの辺りではコイやらフナやらソウギョやらが背びれを見せながら泳いでいるのが分かります。この池、以前より放流実績があるのでそれがいるのはわかってました。が、よく見るとその周りに小さい波紋もいっぱいあります。ということで、目合いの細かい投網を投げて見ました。

今年生まれのブルーギルが大漁でした・・・。

いくらか投網を投げましたが、捕れるのはギルギルギル・・・。今日はオオクチバスの方は採集されませんでした。このほか、モツゴが2個体かろうじてとれました。結局、貝3種、魚類は目視も含めて
7種。また時間に余裕があれば来てみようと思います。

さて、その後T君と博物館で合流。
いざ目的の場所へ向かいます。車をとめてから、まず最初のポイント。僕が怪しいと思っていた場所を目指しました。が、タンクやダイビングの道具一式を持って降りるのが大変そうでした。とりあえず、降りる道を・・・なんておもって先に下りて道を探してたら、なんとT君が知らぬ間に全部を持って来てました。ごめんよ〜!!

目的の場所に着き、T君いざダイビング。ちなみに水温13度。

・・・

石を数個持ってきてもらう作業をしましたが、いませんでした。
というより思っていたほどあまり環境がよくないようです。目的の貝はいませんでしたが、カワムツとタカハヤ、イシガメを確認しました。ここはダメか・・・。

で、ここからまた機材を持って斜面をを登ります。えっちらおっちら。
・・・30分くらいかかりました。

その後、上に怪しい場所があるというので、次回のため、下見に。
河原へ降りる階段が途中から無くなっているというすごい場所があり、その付近からいっぱい水が湧き出ています。ここだぁ!!

その深い所はダイビングでないと無理なんですが、周辺にある小さな湧きだし口を調べて見ました。確かに、そこは湧き水があるのですが、石をひっくり返して見ると意外にカゲロウやらプラナリアやらの底生生物がくっついています。僕の知ってる限りの地下水棲の貝の生息地にはこのような生物は見つかっていないので、ひょっとしたら、あまり湧き出し口では見つかる事がないのかもしれません。また僕らが目指している貝の仲間には温度較差を望まない種から、比較的耐性をもつものまでいるそうなので、その辺りについてももう少し検討する必要があると思います。まあ、何はともあれ、生態や分布がわかっていないものばかりなので、少しでもそれが解明できれば面白いです。今回の調査でまた次回までの課題が見つかりました。

こんな寒いのに、潜ってもらったT君、ありがとうございました!!

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