学芸員のひよこ

アクセスカウンタ

zoom RSS 決して怪しいモノではありません。

<<   作成日時 : 2006/04/27 23:15   >>

トラックバック 0 / コメント 2

最近、夜にうろうろしています。
別に怪しいことをしているわけではなく、ゲンジボタル幼虫の上陸を探すためです。
4月から5月にかけてゲンジボタルの幼虫は水中から上陸し、土の中でさなぎになるのですが、その上陸個体数のピークをみることで、成虫の発生ピークもある程度予測できるようですので、それを使って1ヵ月後にせまった町内のホタル発生マップを作ってみようというわけです。

で、今までは上から見てみるだけだったのですが、今日はちょいと写真をとろうと思い、愛機D50+マクロレンズも持っていきました。

4箇所ほど回りましたが、あまり個体数は発見できず、5箇所目。ここは田んぼの水路なので、幅がせまく、撮影もしやすい場所なので、ここで撮影することに。

水深は約10cm、胴長をはいて、レインコートをまとい、装備完了。すぐに幼虫はみつかったので、撮影を開始しました。ちょうど排水路のコケが生えた壁面についていたり、堆積した泥に上陸しています。

ここにいたゲンジボタル幼虫の体長はだいたい1.5〜2.cm程度だったで、超接近戦になりました。カメラも水面ギリギリに持っており、一歩間違えると、水没というきわどい状況。そんな中、夜の排水路に寝そべり、マクロレンズを向けて、撮影をします。時刻は23:00。



誰が見ても明らかに怪しい人です。


ええ、そりゃあ夜中の水路でフラッシュたいて撮影してるんですから。しかもその横に保育園がありますから。一歩間違えたら捕まってもおかしくありません。そう思って、博物館でつけているネームプレートだけはもってきたのですが、イマイチ信頼がないしなぁ・・・。

しばらくは誰もいなかったので、よかったのですが、ちょうど橋の下にホタルの幼虫がいて、その下へもぐりこみ撮影をしていたら、なんと上から足音が!!こっちは橋の下にいたので、まったく姿は見えないと思うのですが、ここでシャッターきったり、ストロボたいたりすると、とんでもないことになりそうでした。
息を殺して待つこと5分、無事に人は去り、こちらも動けるようになりました。
そんな中でとったのはこの写真たち。

画像 画像 画像


なかなか泥がくっついているから、撮影は難しかったです。まあ、それなりの写真がとれたので、今度の町の広報誌に載せてみようと思います。


この後、さらに山の方へむかって、10箇所ほど見てきましたが、こちらはまだのようでした。
・・・というより、今年は上陸個体数が少ないです。雪が多かったからか、寒いからなのか、なかなか幼虫が確認できません。観察会大丈夫かなぁ?

その後、最後の場所は、かつて下流域でマツカサガイが採集できた場所だったので、なぜか網まで持って魚とりをすることに。時刻は3:00です。
誰もいない真夜中の田んぼの水路で、一人ヘッドライトをつけて魚と貝をとる学芸員。慣れているといえば慣れているのですが、やはりちょっと人に見られたときが気になります。思ったとおりこの水路でマツカサガイとドブガイを発見。今までで一番まとまった数が採集されたので、そこそこの個体群と考えられました。魚はアブラボテがいるかなと思ったんですが、トウヨシノボリだけだったのでまたリベンジすることに。

何はともあれ、夜中の徘徊はこれからしばらく続きそうです。
町内の皆さん、安心してください。僕は決して怪しいヤツではありません。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
もうすぐ卒業して部長じゃなくなってしまうので、HNで名乗るようにしようと思います。
というわけで、雀です今晩和。

生物の道を進む以上、怪しい人になる事は避けられませんか。。。
N高校U先生も、夜の畦道で職質を掛けられたとか。。。

ところで、ウチの学校近辺の川でもカワニナを目撃しました。
ゲンジボタルとなるとどうか分かりませんが、ヘイケボタルぐらいなら観察出来るかも知れません。
という事もあってか、今記事を読んでいて、上陸個体数を調べてみる事に興味が湧いてきたんですが...

やっぱり、深夜に上陸するんですか?
裏生物部長
2006/05/01 21:42
>雀さん。

いやぁ、夜の調査に職質は付き物ですねぇ。ましてやカメラとか持ってウロウロしてるわけですから・・・。誰が見たって怪しいよ。
ウチの町はゲンジボタル幼虫でいうとだいたい20〜21時頃から観察できます。その後はずっと見えますが。。。夜中の方が人がいないので調査はしやすいです。
ヘイケボタル成虫はウチの町では出現季節が5月から9月と広く、ぽつりぽつりと出てくるので出会う確率が非常に少ないです。ですから、幼虫自体を見つける事も困難なんですよ。最近はヘイケボタル自体が激減してますからちょっと幼虫の調査は難しいかもしれませんね。それに対してゲンジは一定の時期に大量に発生するので、こうして幼虫の上陸も観察しやすいんです。
シゲ。
2006/05/12 22:39

コメントする help

ニックネーム
本 文
決して怪しいモノではありません。 学芸員のひよこ/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる