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zoom RSS 水田研究セミナーに行く。

<<   作成日時 : 2006/06/27 23:18   >>

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今日は休みをもらって、B博物館の水田総合研究のセミナーに出席。
K駅で後輩Fくんを載せて、いざB博へ。9:30からと思ってたら、10:00からだったので、下の魚類資料室へ行ってしばらくNさん、Kさん、Tさんたちと雑談をしていました。途中からM重大に進学したS君も参戦。久しぶりに下の部屋でみなさんと話をすることができました。最後は何故かTさんとカエルの話で大盛り上がり。どうもお騒がせしました。

さて、そうこうしているうちにセミナーが始まりました。部屋に行くと、今日はK館長も来ておられました。
今日お越しになったのは、Hさん。農業工学者ながら、古くから農業水路における魚類の保全、そして水田魚道などについて研究をされており、話の内容からも、魚が好きなんだなぁという事がわかりました。

論点として、僕が非常に印象に残ったのは「水田生まれの魚類の行方は?」というもの。落水が強制的に行なわれれば、水田で生まれたフナやメダカ、ドジョウなどは排水口から出てきますが、仮に入水口も魚が移動可能であれば、そこから出て行く可能性の方が高いのではないかというHさんのお話でした。僕達がフィールドにしているB琶湖周りの水田は、ほとんどがポンプアップの灌漑方式になっているので、完全に水の流れは一方通行になっているのですが、かつての灌漑方式(用排水兼用だった)を考えた場合、当然そちらへの移動もありえる訳です。田んぼ1枚のスケールではなく、すこしメソスケールで見てみたら、ひょっとしてそれはその地域にとっての魚類の多様性や個体群の維持にとって有効に働いていたかも知れないと考えられました。

この他、魚の流速における反応から、これまでの巡航速度、突進速度だけでない、新しい概念を打ち出された研究なども非常に興味のあるものでした。これらの研究の一連は、決して科学や数値だけで勝負するのではなく、生態学者も負けるほどのフィールドでの知識と経験を積み重ねてこられたからこそできたのだと感じました。

その後、お昼を一緒に食べ、「こういう魚の会話ができるのが嬉しい」なんておっしゃってましたが、いろいろと気さくなHさんの姿を見る事ができました。駅まで送って行く中でも色々とお話をさせてもらったのですが、僕のやっている研究にも興味を持ってくださいました。また色々とコンタクトをとらせてもらおうと思っています。


しかし、水田研究はこれでまた色々と課題できたなぁ・・・。

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