学芸員のひよこ

アクセスカウンタ

zoom RSS フナフナフナ・・・・・

<<   作成日時 : 2006/07/25 23:47   >>

トラックバック 0 / コメント 0

企画展の関連行事も一段落してきました。
と、いう訳で工事関係者の方の配慮でちょっと待ってもらっていたため池の水抜きを今日行なう事に。以前、水を少し抜いたときにはヒツジグサなどの水生植物のみを移植したので、今回は主に魚などの水生動物の調査と可能な限りの移動をすることにしました。

この池にはフナ類(なぜかギンブナとニゴロブナがいる)とドジョウ、そしてその他の水生昆虫がいることがわかっていましたが、それ以外にも何かいるのでは?ということで、朝から現場にかけつけ、まずは、池の樋の部分に定置網をセット。そして、とりあえず、水を抜いてもらいました。

最初はフナが少しでもとれればいいなー、と思っていました。次第に樋から流れてくる水にフナの姿が見えてきました。

やったー、フナだ!!

フナだ!!

フナだ・・・

画像


出てきすぎじゃーーーーーーー!!!!!!!!

もはや、最後は水が流れるのではなく、フナが流れてくるという表現でしょうか。
4年前に修論でやったフナの水田繁殖実験と同じような形になりました。
正式な個体数はまだ測定しておりませんが、推定2000〜3000個体といったところでしょうか。よーく見てみると、明らかなニゴロブナもいるのですが、ギンブナと思わしきものに背びれが短く、体色も金色の個体が見られました。いくらかの個体の背びれ条数を数えて見たら、ほぼ16です。う〜ん、微妙だけどひょっとしたらオオキンブナとかの可能性もあるので、じっくり血液とか鰓杷数とかを見てみる必要がありそうです。

・・・で、何はともあれこの大量のフナ、まさかこんなにいるとは思わなかったので、現場は大混乱。こうして待っている間にもプカプカと浮いてくる個体が続出です。とりあえず、許容量を考えてこの前一緒に観察会をしたO小学校の池(閉鎖水域)へ一部を移植しました。そして博物館にも生かした状態で少しを搬入し、残った個体と死んでしまった個体は博物館の資料として標本にさせてもらいました。

今後、ため池の改修が終了した後を考えて、地域や学校、行政と共同して動いて行く事になると思いますが、こういった動植物が再び生息できるよう理解を求め、保全を実践していくのも博物館が重要な役割を担ってきます。今回は工事業者の方々もとても好意的に対処してくださっているので、このような関係を保ちつつ、少しずつ保全の作戦を練っていきたいと思っています。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
フナフナフナ・・・・・ 学芸員のひよこ/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる