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zoom RSS そしてキョロロへ。

<<   作成日時 : 2006/11/20 23:57   >>

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昨夜入れなかった温泉に朝起きてから入り、朝食。
その後Nさんが迎えに来てくださり、森の学校キョロロ。へ行きました。

まず着いてびっくりしたのが、館の壁が全部厚い鉄板ということ。Nさん曰く、冬と夏で長さがかなり違うそうです・・・(汗)。もともとは建築家の方が作られた建築物なので、デザインは画期的(!?)なのですが、建物を管理する側としてはめちゃめちゃ大変なのが伝わってきました。ウチもそうなんですが、ここはもっと大変そうです。

中に入ってすぐには、この付近で観察することのできるの爬虫類が展示してあります。いつも、来館者にはこれを触ってもらってるんだとか。カラスヘビ(シマヘビの黒化個体)なんかもすっかりなついちゃってめちゃめちゃかわいかったです。

また後ろには市内の自然環境情報が組み込まれたデータベースがあり、市内に生息する生物の情報とその生息地データが3Dマップ上で見ることができました。以前、近くのN町でもやってましたが、うまく国からの補助金等を活用してウチでも取り組んでみたいといつかは思っています。

館内の展示はほとんどが手作り。廊下にはびっしりと水槽もならんでおり、市内に生息している魚やカエルなどの水生生物が生体展示されていました。さらには、キノコの乾燥標本を用いた展示やトンボやチョウ・ガの翅をラミネートして顕微鏡で見てもらう展示も!!随所に各学芸員、研究員の方のアイデアが組み込まれており、僕にとってはウチの博物館常設展示のマイナーチェンジや企画展などで応用できるヒントが色々とありました。ここまでの展示は、表で見る以上に裏方での仕事量が大変だろうと思います。

その後、謎のオブジェクトになっている塔に上ったり、建物の裏側に広がるフィールドを案内していただいてあっという間に時間が過ぎました。特にフィールドには池あり、田んぼあり、ブナ林ありでネタの宝庫となっており、ここを使って年間150回あまりのフィールド観察会を開催されているんだとか。すげぇ。

昼食は、学芸員のNさんほか、研究員のMさん、Nさん、Tさんとご一緒に。行く途中には、メダカやシナイモツゴの生息地を見せていただいたり、棚田地帯を見せていただくことができました。シナイモツゴってこんな所にもいるのか?とちょっと価値観が変わってしまいました。私自身の研究の話やその他フナ寿司の話題でもりあがり、楽しいひと時を過ごすことができました。

午後からも、博物館の概要説明やウチの館の悩みなどについても相談にのっていただき、あっという間に帰る時間がきてしまいました。帰りは、まつだい駅からほくほく線に乗り直江津へ、そして特急はくたか、しらさぎを経由して5時間ほどで米原へ着きました。すでに暗かったので、景色があまり見れなかったのが残念でした。

キョロロは町の博物館(現在は合併して市になってる)ながら、研究を重視するということで、PD級の研究員を採用している所などはとても先進的な取り組みだと思いますが、研究員の任期が2年というのはちょっと短すぎるかな、と個人的に感じました。ローカルな博物館は、地域の方々との付き合いあってのものですし、一般の大学や研究所レベルの研究をしていては、地域の方々の目に止まることがほとんどありません。ですから、任期を5年ほどに延ばし、付き合いを深めていく中でもっと地域の目に見える形で研究成果を展示や普及講座などで活かしてほしいと思っています。研究して、論文書きゃ終わり、とか任期終わって、ハイさようなら、って世界ではありませんしね。

規模的にもよく似た場所ですし、今回の訪問はウチの博物館にとっても、そして僕自身にとっても良い経験になりました。お互いの長所を活かしつつ、これからも交流を深めていきたいと思います。

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