学芸員のひよこ

アクセスカウンタ

zoom RSS 地域と大学を考えるシンポジウム。

<<   作成日時 : 2007/03/20 23:23   >>

トラックバック 0 / コメント 0

大学で行なっている地域貢献プロジェクトの一環として、シンポジウムが開催され、パネラーとして参加してきました。

お昼の打ち合わせで講演をしてくださるY氏を交えて打ち合わせ。I先生がうまくリードをしてくださりながら、かなり面白いトークができました。

Y氏は自称「流しの公務員」であり、中央の官庁から地方へ出かけて、色々と地域再生プロデューサーという形で成果を残してこられた方です。その中のひとつ、大分県U市で行なった大学と行政の連携と地域貢献の話はまさに現在僕がやろうとしていることを先駆的にされていることもあり、とても参考になりました。大学が地域に出かける事(成果が良かったか悪かったかは別として)は最近増えていますが、地域が大学へ出向き、そして講義までする。そして講義と実習、まちの再発見を合同で行なうというものは非常に面白い取り組みでした。講義の写真はどれをみても、U市からきた講師とY氏が笑っているものばかりで、いかにも楽しそうだ、ということが伝わってきました。これからの僕の考えているプロジェクトにも大きく役立ちました。

その後はパネルディスカッション。
大学でこのプロジェクトが始まって3年目になりますが、学生の視点と外部の視点、両方からみていて色々と課題もあったので、その辺をヒール役になり、色々とツッこもうかとも思っていました。が、場の雰囲気や急にコーディネーターのI先生から「行政の立場として・・・」というコメントなどももらってしまったので、ちょっと優等生ぶった発言しかできませんでした。ただ、僕自身が学生として7年間(就職した2年は除く)の間にどのような気持ちで活動をしていたのか、そしてどのような形で今まで地域と関わってきたのか、そして大学にもっと誇りをもってもらうということは、ある程度伝えられたかな、と思っています。チョイ不良的な発言をしてもよかったなぁと後悔していますが。


僕が学部生だった頃は、多くの先輩方や仲間と共に地域へ根ざした活動を学生独自で進めていました。その時の大学当局のあり方はほとんど学生の地域活動に関係をもとうとせず、むしろ抑制させる方向でした。そのような中では学生が学生から様々なものを学び育っていた気がします。時は変わって現在では大学の方から頭をさげながら学生の活動を広いあげて外へ広報してくれるまでになりました。そして教職員からも新たなプロジェクトが打ち出され、少し甘いながらも学生が地域で活動できる体制は多くなってきました。僕たちが現役で活動していた頃と比較すると信じられないくらいのサポート体制です。

このプロジェクトが先進的な教育プログラムという位置づけであるからには、「教育」という概念で行なっていく必要があるのですが、それでは学生の自主性と行動力で動いているサークル的なプロジェクトは切り離されてしまいます。僕にとっては彼らの方が大学の宝になると思っていますので、そことどう持ちつ持たれつの関係でいけるのかが、今後の地域貢献プログラムを「教育」という課程の中で行なっていくかが課題になってくると考えています。

もう一つは、プロジェクトの構成している教職員がみなウチの大学でのキャリアが浅いということ。斬新的なアイデアで挑むのは分かるのですが、なぜ開学当初からいる教員があまりここに構成されていないのかが不思議です。大学ができて13年、文化を知っている人と知っていない人ではだいぶ考え方が違いますし、何より偉大な学生のOB達が残した功績が忘れ去られていくのが一番もったいない、と思っています。大学のこのプロジェクトができる前からすでに学生は自主的にやっており、現在そういう方々がすでにコミュニティー・アーキテクトとなっています。大学が過去に行なった地域活動の事後評価をそろそろ行ないながら、新しいプロジェクトに生かしてもらいたいと願っています。


終わったあとは懇親会にも参加。プロジェクトの代表であるO先生と話す機会があったので、色々と今後のあり方などについて僕の意見を聞いていただきました。また、mixiでちょこちょこ会っているハズのすずかさんやsestomoさんともお話できました。もう少し他の先生や学生とも話しておけばよかったな、とチョット後悔。


僕自身ももう来年度から大学「10年目」。それまでに経験して来たことを活かしながら、そして開学当初から大学で起こってきた学生の動きと文化を後進に伝えつつ、大学や学生が地域へ出かける際のサポート役にこれからはならにゃいかんな、と感じています。


だって、自分の大学が大好きなんですもん。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
地域と大学を考えるシンポジウム。 学芸員のひよこ/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる