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zoom RSS 学生、学生って・・・。

<<   作成日時 : 2007/07/19 23:07   >>

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以前から水田の研究関係知りあいだった県職員の方がウチの博物館に来られました。
何でも、今年から異動で別の課に移り、その説明をしたい、ということでした。

要は、県内各地で始まった農業関係の新しい取り組みに学生ボランティアを募集して、
そのボランティアを地域にいろいろと派遣したい、ついては学生を紹介してほしい、との事。
色々な大学で募集をかけているそうなんですが、僕のいる大学ではまだ学生の反応がなく、
なんとしてでも、加わってもらいたい、という想いがあるそうです。

で、いろいろと説明もしてもらったんですが、僕が出した率直な答えは No。
とりあえず、直接の紹介はしないが、僕の方で募集の紹介だけは告知して、
興味をもった学生がいればその学生とコンタクトをとってもらえるようにしました。

いくらお世話になっている方が絡んでいる事業でも、ハイハイと学生を紹介できません。
第一、僕自身がその説明を聞いて、そのチラシを見せてもらってまず行ってみたいと
思いませんでした。他で募集している学生ボランティアと同じく何がしたいのかわからない、
自分達が行く事で、地域にも自分達にもプラスになることが見えてこない。
そんな状態では、僕の方から学生を紹介して、直接交渉されても学生もきっと困るだけだと思います。

僕自身が学部生時代を中心にいろいろと活動していた時に体験したのは、得るものが何もなく終わったあとに疲労だけが残る単なる労働力系のボランティア募集、アイデアだけ吸い取られて、結局実績をすべて持っていかれたボランティア募集など様々です。今でもボランティアの意味分かってて使ってんのか!!という事業も多々あると思います。
(もちろんやって良かったというボランティア活動も多々ありました。念のため)

また一方では、学生が何かをやらかして「二度と来んな!!」と言われるように、学生にも注意をよびかけなければいけない場合だってありました。

そういう意味では現在の僕のポジションはいわば代理人みたいなもの。
学生が調査やボランティア等で地域へ行くなら、責任をもって行って欲しいし、地域や行政がボランティアを募集する時には学生にもプラスになるようなことがなければ紹介したくはありません。こういうニーズ自体は非常に増えてきているのですが、どうも学生ボランティアという言葉の響きが良いのか、何かあるごとに募集がかかっているので、そこが気になります。

当然、今回の事業も悪くはない事業です。ただ、募集のかけ方、学生への保証と対応の仕方にはまだまだ問題があるのではないかと感じました。

事業がすでに立ち上がってしまったから、○○人は学生を集めないかん、というノルマ的な発送から脱却しないといけないこと、そして現在の大学生の情報収集の方法などをきちんと理解しないことにはちょいとこの問題の解決は難しいのかもしれません。そりゃあ魅力ある募集だったら、いくらでも参入してくれる学生はいると思うので、そこへどうもっていくかは、これからの主催者のアイデアと地道な努力にかかってくるのではないかと思います。

とはいうものの、僕ももう博士後期課程なので、大学では完全に年寄り。
また現役学部生からも色々と意見がもらえたらと思います。みんな、よろしくね。

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