学芸員のひよこ

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zoom RSS 学校水族館、完成。

<<   作成日時 : 2007/07/09 23:47   >>

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休館日、少しだけ朝に家事をすることができた・・・。

さて、今日はO小学校4年生が前から準備していた学校水族館にいよいよ魚を採集し、
水槽に入れることになっていたので、休日返上で手伝いに行ってきました。

ちょっと博物館で、PCトラブルに見舞われ、出発が遅くなり、現場に着いたときには
すでに生徒たちが川でガサガサしてました。雨で少し増水していたので、採集もしにくかろう、
と思いながら降りてみると、ちゃっかりタカハヤ、カワムツ、そして採集するのが難しいと
思われたアカザ、アジメドジョウ、トウヨシノボリもつかまえていました。さすが今年の4年生は違う。

もう一つの狙いだったウグイだけがまだ採集できていなかったのですが、
実は前回の授業で、奇跡的に採集された1個体だったので、なかなか難しそう。
結局、授業中内では採集ができなかったので、後ほど僕が捕まえてくることにしました。

さて、学校に戻って、先週つくった水槽にいざ魚を投入です。
生徒達は種ごとにそれぞれ水槽を作っており、りっぱな解説パネルもできておりました。
それぞれの水槽にまずは石などを入れ、最後に種別に魚を入れていきます。
今回は、みんなの望みどおりの魚が展示できるように、博物館から90cm水槽や冷却装置も
導入して、河川上流域の魚類を展示することができました。なかなか小学校で、アジメドジョウ
やアカザを展示するところはないだろうなぁ。

その後、みんなが5時間目の授業を受けているときに、もう一度現場へ戻り、
なんとかウグイも採集。このとき、人生ではじめてアカザを投網でつかまえました。
こんなこともあるんだなぁ。

小学校へ行くと、ちょうど終わりの会が終わった頃だったので、
再び展示部屋にみんな集まり、水族館が完成しました。
みんな良く頑張ってくれました。

水族館の入り口には、「ほんわか水族館」と書かれたポスター。
これは、学級目標の一つである「ほんわか」を取り入れてつくったそうです。


明日から正式にオープンし、学内の生徒や学期末の保護者会にくる保護者を対象として
みんなに見てもらう予定です。外部の人は防犯の関係上で見れないのが残念。
お昼休みには各班の担当が現場で解説もします。
こういうキャリアを積んで、色々と博物館に興味をもってもらえるようになればと思っています。

今回の総合学習はただ単に学校の助っ人という立場から、先生と共同で、こちらも
イチニアシブをとりながら、進めていくことができました。そういう意味では博物館が行なう
環境教育の一事例として学校と共同で進めて行ったという事にも意義があるのでは
ないかと思います。また、担任のS先生やT先生もこちらの意見を柔軟に取り入れてくださり、
円滑に授業を進めることが出来ました。

子ども達が頑張ったので、今度は僕の番。
このような事例・そしてその効果をに文章にまとめ、環境教育、博物館教育の世界での
ケーススタディとして活かせるようにしていきたいと思っています。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
素晴らしい活動ですね。
わが子をそんな学校で育てたかったです。
私は、小学校の時、理科の教科書に植物や魚が載っていると、
半年先取りで、母が、網を持ってその魚探しに連れて行ってくれました。
家は、町の中だったのですが、あちこち農村地域の畦や沼など行きました。
長女で、下の兄弟と少し離れていたので、
教育に燃えていたのでしょうが、実際の魚を捕まえてみるのと、
教科書で終わるのとでは、あまりに大きな差が出る気がします。
先生の地道なお仕事、本当に素晴らしいと思っています。
丸ドン
2007/07/11 12:56
>丸ドンさん。
本当に、実物を見るのと見ないのではだいぶその後の生き物に対するイメージというのが変わってきますもんね。今回教えた子たちは、もっと生き物を調べたい、水族館が皆に見てもらえてよかったと色々な感想をもらうことができました。準備などは色々と大変でしたが、こういう子ども達の笑顔を見ると苦労もふっとんでしまうくらい嬉しいです。また2学期も色々と企画をたてていきたいなぁと思います。
シゲ。
2007/07/20 22:47

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