学芸員のひよこ

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zoom RSS 展示物になってみて思うこと。

<<   作成日時 : 2009/03/27 23:06   >>

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今、ウチの館でやっている企画展は、博物館でやっている展示の裏側や普及教育、
標本の収集や保存、調査研究、シンクタンク、情報発信などの多岐にわたる博物館の仕事内容を
多くの人に知ってもらおう、そしてスタッフの顔が利用者に見えるようにしようという意味を込めて
やっています。まだまだ補完しなくてはいけないのですが、色々な方から面白い企画だと
うれしい言葉をいただいています。

さて、この企画展、色々と仕掛けは作っているのですが、
展示のひとつに「日本発?学芸員の生態展示」というのがあって、
僕が作業をする机(もちろん事務所にもあるけど)を展示室においています。

土日や時間がある時などはここに座って仕事をしており、僕自身が展示物となっている
訳なんですが、思った以上に僕が座っていると人が近づいてこないことがわかりました。
どうも僕がこの机に座っている時は、受付カウンターに座っている時の来館者の導線と
比べて机を避けた導線が多いのです。

色々と考えているのですが、生身の人間がそこに座って仕事をしているということが、
周りにとってあまり近づいてはいけないという心理を生み出しているのかなぁと思っています。
知り合いが来て机のまわりで話をしていると、他の方もどんどん近づいてきてくれるので・・・
たしかに美術館とかいっても、監視で座っている人の周りって避けたりするしなぁ。。。
ここにでっかいアクリルの板でも1枚張って来館者と展示物にちょっとした「壁」をつくってみると
きっとみんな近づいてきて、興味ありげに僕の作業を見てくれるとも思うのですが・・・。


ここいらで、もう一工夫が必要そうですね。
さあて、どんなアイデアでこの見えなさそうで見える壁を作ろうか。。。
うまく展示物になるには相当の苦労が必要だということがよくわかりました。
もう少し他の館などで使われている展示のアイデアを勉強しなおして、うまく人が展示できるように
していきたいと思っています。


今日で博物館に事務補佐できてくれていたMさんが卒業でした。
事務だけでなはく、デザインを専攻していたこともあって、館の印刷物や色々なデザインなど
色々な面で活躍してくれました。これからの新しい場所での活躍を期待しています。
本当にありがとう。また博物館に遊びに来てください。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
京都市の動物園では、知らないうちに自分がオリに入っていて
「種類・ヒト」と展示されているゾーンがあります。
シゲ。さんもこれにならって、机の周囲に順路用矢印と
「種類・学芸員(通称・シゲ。) 得意分野・●●」とプロフィール貼られては
ってちょっとお遊びが過ぎましたね^^;
うまみ
2009/03/28 09:18
水槽に入って掃除してると、結構お客さんよって来てくれますよ。
檻とかどうですか?犬囲っとくやつとか・・・。
ゆきわ
2009/03/28 20:31
おもしろい展示ですね!

書類の山も再現されているんでしょうか…
Ramza
2009/04/01 21:24
>うまみさん。
実は、机には「学芸員 ヒト科ヒト」「餌を与えないでください」というような展示ボードと、そのときの作業内容を示す「ただいま○○をやっています」というボードがあるんですよ。それでもやっぱり厳しいですねぇ・・・。

>ゆきわさん。
やっぱり檻とかアクリル板とかちょっとした「壁」があると来館者の方も抵抗感がなくなるのかなぁ、と思っています。むむむ、なんとかゴールデンウィークまでには何か考えないと・・・。

>Ramzaさん。
いや、さすがに書類の山は・・・。展示してある学芸員の机は決して現実に即した机ではありません。かわりに僕の手持ちの図鑑とか博物館関係の本とか、フィギュアとかを並べています・・・。
シゲ。
2009/04/06 22:58

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