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zoom RSS アウェーでの学会。

<<   作成日時 : 2005/08/25 23:56   >>

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今日は博物館をお休みして、岐阜大学で行なわれている農業土木学会へ参加。
この中で、農村生態工学部会という部会があり、セッションと会議という形で、私達生態学会の
若手メンバーとの交流セッションがありました。

3月の生態学会では農業土木学会のメンバーを招いてのセッションであったので、
今回はこちらから出かけての発表。サッカーで言えば、今回はアウェーゲームでしょうか。
まったく学会の雰囲気がわからなかったので、とにかくちょっと正装。
行きの電車では1分差で普通電車を逃してしまい、やむを得ず特急に乗りました。

生態学会サイドのメンバーはチョウの保全・研究をしておられる岐阜のN氏とゲンゴロウ類の保全
研究をされているN氏。チョウのN氏は以前から面識があり、またゲンゴロウのN氏も知り合いが同じ
研究室におられたので、すぐにお話ができました。
対する農業土木サイドは同じ県内のT氏と以前学会でお会いしたM氏、そして宮城で色々と活動を
しておられるM氏と一緒に仕事をされているS氏。お昼の時点で色々とお話させてもらいましたが、
なかなか皆さんの事例も面白かったです。

さて、いよいよ午後からはセッション開始。まずは、セッションの講師として京大のI先生、
農工大のH先生の講演。魚類と植物の視点からまずは、生態学的な紹介がありました。
この後いよいよ、若手組が登場。それぞれのプレゼンテーターは独特の研究手法とそれに
基づいた実践活動を報告され、こちらとしてもとても勉強になりました。でも持ち時間一人10分は
やっぱり少ないよ・・・みんなスライドを削って削ってで大変そうでした。
で、何故かトリで僕が発表。とりあえず、農業土木サイドに生態学の視点をもった調査とその成果、
そしてそれを生かしてどう保全活動をしているかを紹介しました。何回か笑いもとれたので、
今回の発表は自分でも納得のモノ。

その後のディスカッションはプレゼンテーターの6名が前に出て、コメントや会場とのやりとり。
正直言って、このコーディネーターをしてくださったH先生がめちゃめちゃよかったです。
僕達の視点にも立ちつつ、どう生態学と農業土木が歩み寄れるのかを色々と探りながら発表者や
会場に意見を求め、さらにそれについてみんなが聞きたそうな質問をさらにしてくれます。
個々の人々が実戦している活動はどういう人や機関が事務局となっているのか、またそれぞれの
事例はどのようなきっかけや願いで立ち上がったのかなどより具体的な事を聞く事ができて、
大変参考になりました。後から聞けば、H先生は農業土木と言いながら、土木技術や生物の専門
ではなく、農村計画や、地域マネジメントなどが専門だそうで、関連がありながら全く交流のなかった
異分野をつなげるにはふさわしい方でした。

このシンポジウムが終わってから発表者や主催者と飲みにいったのですが、やはり終わってから
は色々と楽しい個々の話が聞けました。この分野、最初は色々とお互いのやっていることが把握
されず、行き違いなども生じていたと思いますが、最近はかなり共同の芽がでてきたような気が
します。そしてそこには、生態学と農業土木のコテコテの人同士が集うのではなく、新たにH先生
のような専門を持っておられる方がいる事がさらにその意義を高めてくれるのではないかと思い
いました。

偶然にも、H先生が僕の家の近くのホテルに宿をとっているということで、帰りは電車で一緒して、
ホテルまで車でお送りする事に。電車の中では先生はお互いの良い所を引き出して行けるように
きちんと研究や実践でも役割を決めないといけないというお話をしていました。またH先生とは
色々と今後もお話をしたいなあと感じつつ、お別れをしました。

何はともあれ、無事終了し、この分野にとっても僕の研究にとっても新しい道がみえてきた
一日でした。

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