学芸員のひよこ

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<<   作成日時 : 2005/10/23 23:41   >>

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気がつけば、今朝は研究室で朝を向かえました。
今日はイベント盛りだくさんの日。午前中は私が部会長をつとめるとあるNPOの観察会。
この日午後から行なわれた小型哺乳類のミニシンポジウムに合わせて開催することになりました。
朝から、準備をしているとリーダーHさんから電話があり、準備の関係上でちょっと間に合わないとのこと。う〜ん、残念。というわけで、メンバーは大阪からやってきたSさんと、京都からやってきたIさん。そして、朝からメールでUさんを叩き起こして、このメンバーで行く事に。

H駅でSさん、Iさんと待ち合わせてその後、一旦博物館へ。この頃から雨がだいぶ強くなってきました。まあ、僕が観察会をすれば雨なんていつものことですが。博物館ではUさんのほか、このシンポジウムに参加されるKさんがいらっしゃって、そのままKさんも道連れにして5人で行く事になりました。
さて、観察会の場所は「洞窟」。我が町にある全国でも有数な洞窟へ皆さんをご案内することにしました。観察できるスポットは限られているのですが、なかなか面白い場所です。洞窟までの山道は雨にやられてしまいましたが、中に入ってしまえばこっちのものです。
運良く、洞窟の入ったところの天井に、キクガシラコウモリ(と思われる)がとまっていました。天井でとまっている姿をしばらく観察した後にさらに奥へ奥へ。途中には洞窟内の照明の下にコケ植物なんかが生えていて、やっぱり洞窟の観光化=洞窟内の著しい環境変化ということがよく分かりました。その後も奥へ奥へ進み、ついには2階へのハシゴを上がって、観光洞の一番奥まで。ここから先にはフェンスがしてあって、「立ち入り禁止」という看板があります。今回は調査でも何でもないのでここまで。フェンスをバックに記念撮影をして引き返すことにしました。ちょうどこのあたりには洞窟性の巻貝ホラアナゴマオカチグサや洞窟性の昆虫ホラズミトビムシなんかもいて、皆さんに観察してもらうことができました。みなさんも喜んでおられて、企画した側としてもよかったです。

その後は博物館へ引き返し、SさんとIさんをつれて館内を案内。ふたりとも学生なのでこういう機会に博物館を色々と知ってもらえればと思いました。

さて、午後からは博物館で小型哺乳類のミニシンポジウムがあり、近畿圏を中心にかなり広い範囲の哺乳類学者や興味ある方がそろい始めました。で、僕も参加するつもりだったんですが、同時刻に近隣のK町にあるため池で池干しがあり、そこで観察会をするのでその講師へ出向くことに。で、行って見たら、雨で観察会は中止。ビバ雨男。しかし、せっかくなので地域の農業委員で勉強会をすることになり、公民館へいってきました。

実際、このため池には今まで関わってはいなかったので、事情をしらなかったのですが、何やら「住民参加型生態系調査実行委員会」なる名前がついていて、いろいろと活動をしているみたいです。・・・と思ったら、県の事業と絡んでて、早い話がため池の整備をするための補助金をもらうために、こういう調査なりビオトープ化なんかを一緒にしているということです。住民参加型とはいえ、結局は県が後ろでいろいろと指示をだしている訳で、正直進め方には疑問を持ってしまいました。私の方からもよりよいため池の環境にするにはどうすればよいのか色々と話をしましたが、結局は行政、専門家、地元の3者の合意形成プロセスがなされていないのが致命的ですので、話し合い自体はほとんどうまくいってないように感じました。もっと勉強会にするんじゃなくて、ワークショップを開いたり、ヒアリングをしてみたりと色々と先にすべき事はあると思います。

でもそんな中でもこの集落の区長さんは色々と昔の状態を鮮明に覚えておられて、また魚とりが昔から大好きだったことから、かなり色々と具体的な話や想いを聞く事ができました。こういう方が一人でもいてくださると、先へ進むべき方向性も定まってくるのではないかと思います。また、K町のYさんも色々とアクティブに動いてくれる方でしたので、これだけの方々がいらっしゃれば十分な体制がとれるのではないかと思います。

さて、勉強会で色々とこちらも話をさせてもらったあと、雨も小降りになったので、池へいって現場を見てみる事に。池の水は9割ほど引いていたので、最後の樋のところで、投網を投げました。まず最初に入ったのは、オオクチバスとブルーギル。やっぱりこいつらか。その後は投げても投げてもオオクチバスとブルーギル。仕方がないので、こんどは大物狙いで、目合いを変えて投網を投げます。捕れました。90cmのコイです。どうやら集落の神社で奉納したのちに余った個体をここへ放流しているそうです。その後は大型のギルと50cmくらいのコイのオンパレード。結局30回以上は投げたんですが、取れたのはオオクチバス、ブルーギル、コイ。。。。。すべて放流モンでしょう。在来種ゼロ。ガックリです。その後、この池から流れでる水路に網をいれたところ、やっとヨシノボリが2個体とれました。あと、マシジミがいたのがせめてもの救い・・・。いやはや、このため池の将来はどうなることか・・・。

とりあえず、採集したバスとギルおよそ200個体は後で体長の測定とか食性を見てみたかったので固定して博物館へお持ち帰り。それにしてもいっぱいいるなぁ。博物館へ持って帰ったときには色々な人に見せて反応を楽しんでました。

さて、夕方には博物館へ帰還。その後は参加してもないので、哺乳類シンポジウムの懇親会へお邪魔させてもらいました。普段は、あまり聞く事のない哺乳類屋さんの話を聞く事ができて、楽しかったです。2次会にもいったんですが、そこでは、またディープな大学の話なんかを聞かせてもらいました。

今日はよく動いた一日でした。明日からまた研修が再開しますので、O津通いです。

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