学芸員のひよこ

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zoom RSS ふたたび上京。

<<   作成日時 : 2005/11/24 23:59   >>

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さて、気がつけばもう朝になってました。
今日からは、大学のK先生からの依頼で水田と生物多様性に関する話をするために、千葉へ行ってきます。今回は準備も荷造りもばっちりだぜ!!

が、いつものように米原駅に着くとギリギリ・・・。
おいおい、もう新幹線がホームに来てるよ!!普段は車輪がついている大きなカバンをひっさげて、ダッシュ!!ちなみに、米原駅は西口から東京方面の新幹線に乗ると、一度高架橋で新幹線をまたいでから、また高架橋で新幹線をまたがないと、ホームに行けません。発車のベルが成り終わったと同時になんとか飛び込めました。ぜえぜえ。もう今日の2/3くらいのATPを消費した感じです。

何はともあれ、予定の新幹線に乗れました。
話をするのは、午後からなんですが、せっかく千葉に行くので、博物館に行ってみたかったのです。千葉には千葉県立中央博物館という大きな総合博物館があり、僕も一昨年に一度行ったのですが、そのときは時間がなかったので、今回もう一度ゆっくり見てみたかったのと、ここの博物館と刊行物の交換ができないかと直談判しにいくつもりでした。

新幹線は無事に東京に着き、その後総武線快速で千葉へ。博物館には開館直後くらいに着きました。ここの博物館は展示もさることながら、研究スタッフが全国でもトップクラスの人数を誇っているので、最新の知見が常設展示や特別展などで見ることができます。ですから、ここのスタッフは学芸員ではなくて、肩書きは研究員なんです。

僕が行った時は、ちょうどきのこの特別展をやっていました。きのこ生態や魅力を伝えると共に、グッズなどもそろえてあったので、とても身近に感じました。おや、出口には質問コーナーがあるではないですか。質問カードにきのこに関する質問を書くと、あとで、専門の研究員がその回答をしてくれるというものです。「こんな写真のきのこをみつけたんですが、何の仲間ですか?」「どうやったら毒きのこの見分けができるのですか?」などと質問がならび、それに合わせて研究員が答えを書いていました。こういうやりとりがあると、後から来る人もわかりやすいですし、何より質問をしてきた方がもう一度来てくれて、リピーターにもなるかもしれません。面白い取り組みです。そんな中、まだ回答のされていない2つの質問を発見。


「どうしてマリオはきのこを食べると大きくなるの??」
「マリオが持っているきのこの種類を教えてください」



ぐふっ、そう来たか。。。
この質問、研究員の方はどう答えるんだろう?
「きのこを食べると、巨大化するという現象はまだ実世界では報告されておりませんので・・・」とか「マリオにでてくるのはスーパーきのこと毒きのこですが、その種については、子実体の形態から判断すると○○に近いと考えられます。しかし、このきのこには目や口などが確認されており、それらは菌類界の生物としてはありえないことです・・・」っていうマジメ路線かな。なんか生協の白石さんみたいだな。この質問に対する回答が掲載されていましたら、ぜひ教えてください。
ウチにも将来こんな質問もくるのかなぁ・・・。

さて、その後も常設展示をじっくりと観察。展示の仕方や解説版、導線なんかをいろいろと確認して勉強させてもらいました。ところどころにあった研究員の成果を随時紹介するワークシートを各コーナーに設置しているのは博物館側の出版物にもなりますし、良いアイデアだなぁと感じました。あれならウチでもすぐできるかも。

常設展示の見学後は、ミュージアムショップで書籍を購入して窓口にいた研究員の方と交渉に。突然のお邪魔だったのですが、色々と対応してくださり、刊行物の交換をしていただけることになりました。対応してくださったIさん、ありがとうございました。その後、以前ここへ来た時に声をかけていただいた研究員のKさんにご挨拶だけでも、と思ったのですがどうやら昼食へ行かれているみたいだったので、僕も昼食をとる事に。この博物館の敷地内には軽食・喫茶のコーナーもあったので、ここで外の景色をみながらご飯をたべました。ついでに時間もあったので、全国でも珍しい博物館内の野外観察施設である生態園へ行ってみることに。

生態園には情報センターとなるオリエンテーションハウスをはじめ、野鳥観察舎などもあって、ものすごく充実しています。オリエンテーションハウスには生態園パートナーと呼ばれる来園者の方々を案内したり、サポートをする方々がおられ、色々と話をさせてもらいました。皆さん、ここの博物館が大好きな方ばかりで、ご自身の勉強と人との交流が楽しいとおっしゃっておられました。こういう博物かとそれをサポートしてくださる人との繋がりができているのはうらやましいばかりです。色々と取り組みを勉強していき、ウチの博物館でも少しずつやっていこうと思います。生態園の中では野鳥を観察したほか、湿地内を歩く木道の上ではカマキリを発見。思わず、寝そべって写真を撮っていたのですが、後日、さえこさんと同じ事をしていたと発覚。色々と博物館の持つ野外フィールドとの関係を学ばせてもらいました。

その後、K研究員とお会いすることができ、数年前に声をかけていただいた事、そして今は学芸員になったことなど色々と挨拶をしました。Kさんの記憶の中には数年前お会いした事はなかったようですが、とても親切に対応してくださり、博物館として一般の方にどういう手法で、博物館自身の価値を伝えて行くかなどを教えてもらいました。さらに、Kさんの研究室まで連れて行ってくださり、色々と別刷りの資料などを頂きました。さらに、最後には次に僕がいく場所まで車で送ってくださいました!!本当に何から何まで色々とお世話になり、ありがとうございました。

さて、次なる場所は千葉みなと。
ここで、K先生とも合流して、農家の方を中心とした講習会で水田の生物とそれらを保全するための取り組みについての話をさせてもらいました。参加者の皆さんの反応もよく、すでに水田の生物に関して色々と取り組みをされている方々が後でお話をしに来てくださいました。実際農家の方もそのような取り組みを行なわれていますので、そこに私達もきちんと参入して水田の調査や生物の同定などを共同していく必要があると感じました。これを機に色々と繋がりをもって、農村振興が進めばよいなぁと思いました。
その後はK先生や事務局をされているSさんとお食事に。んで、その後は、ちょっくら予定がはいっていたので僕だけお先に抜けさせてもらいました。

こちらにくるのも久しぶりだったので、20時頃から大学1回生から8年来のつきあいになる長崎魂を持つ熊本県人、えりっこと東京で再会。大学は違えど学生時代から二人とも同じような境遇をたどってきて、腹を割って話せる仲なので、普段なかなか言えない相談なんかにのったり、のってもらったり。それにしてもなんてお互い忙しい毎日なのか。。。たぶん、二人とも仕事以外にNPOとかいっぱい手を出してるからだろうなぁ。でもそれがまた嬉しいという「忙しフェチ」。予定が入っていないと逆に心配になるけど、仕事があるとあるで全然効率よく回らない。ああ、どうすればいいのー!!と二人で発狂してみたり。結局話は弾んで京葉線の最終電車まで飲んでました。

さて、明日はちょっと旅をして、勝浦にある千葉県立中央博物館海の分館に行った後、夜にT大のたかがぁさんたちとお会いして、こっちへ帰ってくる予定です。でも、今日Kさんから、神奈川県にある横須賀市自然・人文博物館で面白い特別展示をしているといってたのでそっちも行きたいな・・・。ホテルへ帰って見て、横須賀博物館の特別展を調べるとなんと明日まで!!時刻表で色々と時間を調べると、なんとかギリギリで移動できそうなので、頑張って2つの博物館に行ってみることにします。
明日はたびてつだなぁ。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
青葉の森は良く出かけます。千葉中央博物館は公園の中に有りますが1度も覗いた事が有りませんでした、記事を読んで是非行ってみようと思いました。

2006/01/16 11:55
千葉中央博物館は現在の様々な博物館でみられるハンズオンやジオラマなどガラスケースを取り除いた形での展示をいち早く行なった博物館です。中身もすばらしいですし、また生態園では様々な人からお話を聞くことができると思いますので、ぜひ訪れてみてください。
私もまた機会があればお邪魔してみたいと思っています。
シゲ。
2006/01/16 23:22

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