学芸員のひよこ

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zoom RSS 科学的表現の難しさ。

<<   作成日時 : 2006/07/23 23:09   >>

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今日は休みをもらって、B博物館の総合研究の話しあいに参加してきました。M師匠にこの日まで論文の草稿を書くように!!と言われていたのですが結局これまでのドタバタで論文を見直す時間もなかったので・・・
「企画展やウチの博物館の行事で今はそれどころじゃあないんスよ!!」
とキレて応戦することに。師匠、すいません。

で、博物館には渋滞にはまってしまい大遅刻。
着いた時はすでにM師匠の話が終わり、いろいろと議論をしている最中でした。で、評議委員の先生方も交えての議論をしている最中に色々と研究計画の意義について問われていたのですが、その中に「フナなどにとって水田で繁殖する方がなぜ有利なのかをおしえてほしい」という質問がありました。

そこで、M師匠から指名がはいり、ちょうど僕もプレゼンのデータをもってたので、急遽僕の研究もプレゼンすることに・・・。

そこで、前に出て色々と研究の話をしていたのですが、一通りの話が終わった時にK館長から、僕のまとめで「水田はコイ,ニゴロブナ,ギンブナにとって繁殖・再生産の場所としてきわめて有効な場所である」という所が本当にそういえるのか?というツッコミがはいりました。僕が出したデータは、コイ、ニゴロブナ、ギンブナが水田地帯の小排水路で繁殖した場合、これらの稚魚の降下数が少ない事と、水田で実験的に繁殖させた場合、稚魚が大量に降下するという2つのものだったのですが、K館長はこれでは、水田が再生産に寄与していると断言はできないというコメントだったのです。確かに、よく考えると、再生産というのであれば、繁殖して、その個体が育ってまた成魚になった時のことまで考えて言わないと科学的にはおかしいのかもしれません。僕は、そのコメントに対抗できるだけのデータはもっていませんでした。

K館長のコメントに答えるようなデータは、現在の国内外でも証明が難しいとされているものです。それ故にそこまではいかなくてもいいから、そこまでのデータに近づくための研究計画、そしてその研究が終わったときの1歩ではなく、2歩3歩先を見越した研究計画というものの重要性を指摘されておられました。これは相当理論武装がまた必要であると痛感しました。

その後は、別の場所に移って学芸員数名でまた打ち合わせ。色々な議論が出てきましたが、途中Mさん(師匠の方ではない)がやってきて少し社会学系の研究計画を交えた議論ができましたので、話がまとまりつつありました。


博物館は違えど、僕もこの研究プロジェクトに関わる事になるので、頑張っていこうと思います。

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